昨シーズンFC岐阜でプレイをしていました町田ブライト選手が今シーズンもFC岐阜と契約を更新することになりました。町田ブライト選手とはジャパンサッカーカレッジに所属している頃からの付き合いでして、今回も代理人として契約交渉に関与致しました。昨シーズンは最後までJ2昇格を争い、残念ながら昇格となりませんでした。町田ブライト選手もJリーグ初年度の挑戦で、3ゴール、1アシストの成績でしたが、今シーズンは更なる活躍により、FC岐阜がJ2に昇格するための原動力になってほしいと期待しています。

岐阜がFW富樫佑太、FW粟飯原尚平、FW町田ブライトと契約更新(超WORLDサッカー!) – Yahoo!ニュース

 概ね2週に1度のペースで続いていた鹿島アントラーズビジネスカレッジも、11月30日で前半の授業が終わりました。これまで、論理的思考、会計学など、割と業務上馴染みがあることから、スポーツクラブの経営や、スポンサーシップに関する勉強など、普段は馴染みが少ないテーマに関する勉強をすることができ、学生に戻ったような気持ちで参加しておりました。

 参加者は、様々なバックグランドを持った方で構成されており、授業も一方的に講義を聞く形式ではなく、事前に提出された課題についてディスカッションをすることも多く、異なる職種の方から広く意見を聞くことができます。

 鹿島アントラーズからは、鈴木秀樹さん、中田浩二さんなど、クラブを代表する方々が授業に参加していただき、現場が現在進行形で抱えている問題意識などをお聞きすることができ、実践的な勉強ができています。

 12月半ばには、実際に鹿島スタジアムに行き、エスパルスとの試合観戦をしました。実際の試合が行われるまでの準備、スタジアムグルメの視察(試食)など、普段は意識することのない視点で、サッカー観戦をすることができました。

 試合観戦の翌日は、スタジアムツアーをした後、スタジアムの中にある会議室で授業を行いました。

 スタジアムツアーには、これまでカンプ・ノウ、エミレーツ、サン・シーロの3箇所に行ったことがありますが、国や、クラブによって取り組みにだいぶ差があるという印象は受けました。

 カンプ・ノウ、エミレーツはそれ自体が観光名所化しており、試合がない日に訪れても大変楽しめる場所になっています。鹿島スタジアムについては、現時点でそのような状態にはなっていないため、今後、ファンが試合がないときでも訪れて楽しいスタジアムにできれば、観光客を呼び込めると思いました。(海外クラブとは歴史、予算の面で比較できない部分はもちろんありますが)

 サン・シーロのスタジアムツアーに行った際は、かなり改善の余地があると感じました。イタリアのサッカー界が、まだビジネス色が強くないという部分があるからではないかと当時は感じました。(2015年当時の話ですので、今どうなっているかはわかりませんが)

 鹿島アントラーズビジネスカレッジは、3月に5人1組のグループ毎に、鹿島アントラーズに対して提言を行い、クラブや地域に対してプラスになるような施策を提言することが予定されています。

 鹿嶋市がある鹿行(ろっこう)地域と足利市とは、東京からのアクセスが1時間半程度であること、人口が同程度の街であることなど、共通する部分が多く、地域課題も似ている部分があるため、ここで学んだことを、将来地元足利に還元できるようにしたいと考えています。

 

 

誠に勝手ながら,当法人の足利事務所,高崎事務所の年末年始休業を令和2年12月29日火曜日から令和3年1月4日月曜日とさせて頂きます。

ご迷惑をおかけしますが,何卒よろしくお願い申し上げます。

ジェフレディースの所属しておりました若林美里選手が2020年8月下旬、台湾の高雄陽信銀行女子足球隊に移籍するにあたり選手の代理人として関与いたしました。若林選手は、ジェフを退団後ヨーロッパへの移籍を希望しておりましたが、新型コロナウィルスの感染拡大による影響を考慮し、感染が極めてうまく制御されている台湾を新しい挑戦の場として選択しました。

 今回の移籍は、以前から交流のある台湾のサッカー関係者、若林選手のマネージメント担当者と連携し、無事移籍が実現し、すでに若林選手は現地で活躍をされています。

 台湾リーグへの選手移籍に関与することは初めてのことでしたが、信頼できる関係者との連携を行うことが、選手を安心して移籍させるために最も重要なことであると改めて感じました。

 普段からの交流を通じて、今回の移籍が実現できたことを大変嬉しく思います。若林選手の台湾での活躍を期待しています。

https://jefunited.co.jp/sp/news/2020/08/ladies/159832728013637.html

この度、
高雄陽信に加入しました。
新型コロナウイルスの影響により、
世界的に厳しい状況の中、
多くの方々に支えられてこの移籍が実現しました。
新たなチャレンジが出来る喜びを胸に、
感謝の思いを持ってプレーします!!
#2020台灣木蘭足球聯賽#高雄陽信#台湾#taiwan pic.twitter.com/XIdZONTIlf

— 若林 美里|Minori Wakabayashi (@MwBa1r) August 22, 2020

 ジェフユナイテッド千葉・市原レディースに所属しておりました若林美里選手が、今年の8月下旬台湾の高橋陽信に移籍しました。

 私と以前から交流のある台湾のサッカー関係者と協働し、私は主に選手の契約面に関してクラブとの交渉を行い、無事移籍が実現いたしました。

 若林選手はジェフを退団後ヨーロッパへの挑戦を検討しておりましたが、新型コロナウィルスの感染状況を踏まえ、世界的に感染を抑え込んでいる台湾リーグでの挑戦を選択いたしました。

 私自身、女子選手の台湾移籍に関与することは初めてのことではありましたが、他のスタッフ、現地クラブの協力もあり、無事新しい挑戦をサポートできたことは嬉しく思います。

 若林選手の台湾での活躍を期待しています。(小沼正毅)

 

https://www.facebook.com/KaohsiungSunny/photos/a.1718099755097060/2685268225046870/

 私が代理人を務めておりますおります、FC岐阜の町田ブライト選手が先日のヴァンラーレ八戸との試合でJリーグ初得点をあげました。

 ブライト選手とは、前シーズンのジャパンサッカーカレッジ(地域リーグ1部、日本では5部相当)との契約を結ぶ時からの付き合いになりますが、新型コロナウィルスの問題があるなか、FC岐阜と契約をしてもらい、徐々に試合への出場機会が増えていく中で、初得点をあげられたことは非常に嬉しく思います。

 FC岐阜は去年J2から降格したため、今期1年でJ2に復帰することが最大の目標となりますが、チームの勝利のため、今後も得点を重ねていくことを期待しています。

 

https://www.targma.jp/fcgifu/2020/09/13/post3787/

https://www.antlers.co.jp/lp/business-college-2020

9月14日から鹿島アントラーズビジネスカレッジが開校し、初日の講座に参加してきました。主にスポーツビジネスを中心に勉強をするカリキュラムになりますが、鹿島という小さい町でアントラーズのようなビッグクラブを作り上げた歴史には非常い興味があり、今回のカリキュラムには、地域貢献もテーマとなっておりましたので、私の地元の足利市にも将来貢献できるようなヒントを得られると思っております。

 初日は、メルカリの前代表取締役であり現在は鹿島アントラーズの代表取締役である小泉文明さんの講話、参加者(約30名)の自己紹介などが中心でしたが、小泉氏の講話では、スポーツビジネスの抱える課題、鹿島という地方の小さい自治体で大きなクラブを抱える課題、スポーツビジネスによる地域貢献の可能性、鹿島アントラーズが行っている様々な取り組みなどについてお話をいただきました。

 約半年間のプログラムで、ズームでのオンラインの授業、実際に鹿島スタジアムに試合を観戦しつつ、スポーツクラブのビジネスの舞台裏を勉強できる機会など、今から楽しみな企画がたくさんあります。

 普段法律家として仕事をしていると、どうしても、法律家としてのマインドが優先していまいますが、スポーツビジネスの分野は、未知の部分に対して新しいことにチャレンジするという、普段の業務とは異なる観点での取り組みとなるため、新しい学びがたくさんあると思います。

 また、社会人になってからの勉強は、やはり学生の頃とは意識が違いまして、積極的に学ぼうという気持ちが強くなりますし、集まっている方は例外なくそういう方達ばかりでした。

 参加者の皆さんは、様々なバックグランドをもった方で構成されておりまして、異業種の方と同じ課題、テーマに対して一緒に勉強できる機会というのも非常に新鮮なもので、参加者の方々からもたくさんのものを学ばせていただけると感じています。  (小沼正毅)

 

 

誠に勝手ながら,当法人の足利事務所,高崎事務所の夏期休業を令和2年8月13日木曜日から令和2年8月16日日曜日とさせて頂きます。ご迷惑をおかけしますが,何卒よろしくお願い申し上げます。

 2018年の弁護士W杯は2大会連続のスペインでの開催となりました。場所はカンブリスというバルセロナから1時間程度の場所になります。今大会は予選の第1試合をアルジェリア相手に3−0で勝利し、初めての決勝トーナメント進出ができるかと期待できましたが、2戦目のフランス、3戦目のトルコ相手に連敗してしまい、今大会も決勝トーナメントへの進出はなりませんでした。写真は、アルゼンチンと試合した際のものです。私はセンターフォードをやっていますが、海外の強豪チームのセンターバックは190センチ前後の選手がザラにいて、私は身長が180センチなので、国内ではまあまあ大きい方ですが、海外のチームとの試合になると身長のアドバンテージは全く無くなります。体も大きく、かつ動きも速いため、日本国内でサッカーをやっている時はは全く違う感覚でプレーをすることになります。(3枚目の写真のアルゼンチンの3番の選手の体格が、大会中よくマッチアップするセンターバックの選手の体格の一例です。胸板とかは日本ではまず見ないような選手ばかりです)

 今大会は、試合会場がバルセロナと近く、大会期間中にちょうどカンプノウでクラシコ(バルセロナ対レアル・マドリードとの試合)が開催されるタイミングでしたので、チームメイトみんなで試合観戦に行きました。私はクラシコをカンプノウで見るのは2回目だったのですが、自分達の大会期間中にクラシコを見れるというのはまた格別の喜びでした。その日は、イニエスタにとって最後のクラシコで、イニエスタを見るのはこれが人生最後になるかなと思って観戦していました。当時はまた日本でプレーを見られるとは夢にも思いませんでした。

 大会を通して、新しい友人ができること、新しい場所に行くこと、昔からの友人に再会できることは、2年に1度の楽しみとなっています。次回大会は、決勝トーナメントに進出できるよう、自分自身のトレーニングと、チーム作りの準備をしっかりやっていきたいと思います。

 

 2016年は私の5回目のW杯の挑戦となりました。大会場所はスペインのラ・マンガというスペイン南東部の街で行われました。2008年に初めて大会に参加したのがスペインのアリカンテという街の大会でして、今回もアリカンテからラ・マンガまでの距離が近く、久しぶりにアリカンテにも訪れることができ、懐かしく思いました。
 今大会から、私は日本全国から選手を集め、JAPAN UNITEDというチームを作り、キャプテンとして参加することとなりました。弁護士は普段の業務で忙しい方が多く、サッカーのうまい選手であっても大会に参加できない方も多いため、チーム編成をするのは非常に大変ではありましたが、おかげで、全国各地の仲間と交流ができ、今でもサッカーを通じてその交流は続いております。
 弁護士サッカーW杯における各国の強さは、概ねフル代表のFIFAランキングに比例しております。やはりブラジルやヨーロッパのチームが強く、アジアの参加チームはなかなか決勝トーナメントにも行けないという現実があります。私たちのチームの目標も、まずは決勝トーナメントに進出することだと思っています。
 大会は、最初の3日間で4チームでの予選を行い、その後リーグの上位2チームが決勝トーナメントに参加できるという仕組みです。予選リーグでは、大陸ごとの参加チームが重ならないよう、アジア枠、ヨーロッパ枠、アフリカ枠、南米枠などで、抽選がばらけるように配慮されています。
 大会は、年齢ごとに応じたカテゴリー分けがされていますが、私は年齢制限のないクラシックトーナメントというカテゴリーに参加しています。参加チームは概ね40チーム位が世界中から参加してきます。
 2016年の大会では予選リーグは、初戦はアルジェリア、二試合目はトルコ、3試合目はブラジルと対戦しました。残念ながら、今大会も決勝トーナメントには進むことはできず、下位トーナメントに進むこととなってしまいました。
 私が弁護士になったばかりの頃(2006年)は、弁護士でサッカーをやっている方が今ほどは多くなく、高校サッカーなどで全国大会に出場したり、県の選抜に選ばれたりしていればとても目立つ存在でしたが、今では、元Jリーガーの選手、選手権の優勝メンバー、大学サッカーの優勝メンバー、アンダーカテゴリーの日本代表に選出された選手がいたりと、弁護士のサッカーチームのレベルも年々上がってきています。
 ただ、弁護士W杯に何度も参加している体感としては、そういう経歴の選手が11人揃うようなレベルでないと大会で優勝するのは難しく、チームの内数人がうまいだけではとても勝てないというのが実感です。
 2016年大会は、決勝トーナメントには進めなかったものの、個人的には大会で6ゴールを決め、大会を通した得点ランキングの上位に入れたこと、大会を通じて初めてハットトリックを達成できました。過去5大会の通算得点も17となり、過去にこの大会に参加した日本人の中では歴代1位の得点となることもできました。
 弁護士のサッカー大会ではあるものの、各国のサッカーの特徴は概ねその国のサッカー文化が反映されていいます。ヨーロッパや南米のチームは体が強く、体も使い方がうまいです。また、戦術理解も非常に優れています。日本人の特徴としては、足元が上手かったりはするのですが、外国のチームを相手にするとそれが通用しない場面が多いのは、プロのサッカー選手と共通する部分があります。
 また、日本では、私が知る限りJリーガーから弁護士になったのは元ガンバの八十祐治先生だけですが、海外では、2014年大会のブログでも書いた通り、ヨーロッパのトップチームで活躍していたような選手が弁護士になっていたりします。これは、日本と海外の司法試験の制度の違いということもあるとは思いますが、日本では、勉強とスポーツの両立がなかなか実現されていないという面もあると思っています。私個人の学生時代の経験からも、スポーツと勉強をいずれも高いレベルで行える文化、環境整備が日本でも整っていって欲しいと思っておりますし、私もそのためにできることは少しでも協力したいと考えています。
 アマチュアサッカーではありますが、サッカーを通じて国際交流はとても楽しく、2年に1度ある弁護士サッカーW杯は普段の仕事を頑張る活力にもなっています。
 Facebookが利用されるようになってから、海外の方との交流を続けることはとても簡単になり、今ではズームを利用してお互いの近況報告をし合ったりしています。英語が話せて、積極的に交流をしようという気持ちがあれば、昔よりはるかに簡単に国際交流ができるようになりました。本で読んだり映像を見たりするよりも、各国に友人がいて、実際に現地に遊びに行ったりする事がその国や人を理解する上でとても大事な事だなと感じています。
 このブログを書いている2020年6月時点で、私は39歳ですが、1年でも長く現役でサッカーを続けられるようにしたいと思っています。昔は、ストイックにトレーニングをしたりしていましたが、今はとにかく仲間と楽しくサッカーを楽しむ事が長く続ける秘訣だと感じています。自分がプレーを続けている事で、現役のプロ選手と関わる際にも選手の気持ちを少しでも理解できる助けにはなっていると思います。
 今回は、4年前の大会のことを思い出しながら、ブログを書かせていただきました。私が弁護士としてサッカーに関わっている背景を少しでも知ってもらえたら幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました