誠に勝手ながら,足利事務所,高崎事務所は,それぞれ以下の日を休業とさせていただきます。ご迷惑をおかけしますが,何卒よろしくお願い申し上げます。

足利事務所 令和3年8月12日木曜日から令和3年8月17日火曜日

高崎事務所 令和3年8月13日金曜日から令和3年8月16日月曜日

誠に勝手ながら,令和3年7月22日木曜日から令和3年7月25日日曜日は足利事務所,高崎事務所ともに休業をとさせて頂きます。

ご迷惑をおかけしますが,何卒よろしくお願い申し上げます。

誠に勝手ながら,当法人の足利事務所の営業について,都合により,令和3年7月からしばらくの間,土曜日は休業とさせていただきます。

ご迷惑をおかけしますが,何卒よろしくお願い申し上げます。

誠に勝手ながら,当法人の足利事務所,高崎事務所のゴールデンウィーク休業を令和3年5月1日土曜日から令和3年5月5日水曜日とさせて頂きます。

ご迷惑をおかけしますが,何卒よろしくお願い申し上げます。

 私が半年間参加しておりました、鹿島アントラーズビジネスカレッジの最終授業の様子が、4月12日午後5時半頃のNHKニュースで取り上げられました。

 最終日は、5人1組の5チームが、鹿島アントラーズを活用して地域課題を解決することをテーマに、クラブに対してプレゼンを行うというものでした。

 私たちのチームは、茨城県産の食材を使い、対戦相手をイメージした料理を作って「敵を喰う」というゲン担ぎを行う「TEKIMESHI」という企画を発表しました。

 具体的には、対戦相手をイメージした料理の食材をサブスクにして毎週提供し、鹿島ファンに食を通じて楽しんでもらいつつ、茨城県産の食材の消費拡大につなげるという企画でした。

 この企画はクラブからも高い評価を頂き、現在実現に向けてJA茨城と議論をしている最中であると番組の中で紹介されました。

 良い企画があれば、実際に実行に移す考えがあると、社長の小泉文明さんから説明を受けていましたが、自分たちの発表した企画が実現に向けて検討されていると聞けて大変嬉しく思いました。

 スポーツクラブは、その地域において強い発信力を持っており、スポーツクラブをハブにして地域の活性化を図るという取り組みは多くのクラブで行われていますが、まだまだやれることはたくさんあるのではないかと感じました。

 アントラーズビジネスカレッジは第2期以降も実施される予定であると聞いています。スポーツビジネスに興味がある方、純粋に鹿島アントラーズのことをもっと知ってみたいという方には、是非参加していただきたいと思います。

 

 現在JFAでは仲介人制度を採用し、基本的に申請をした人は登録料と面接を受けて誰でも仲介人に登録できる制度になっています。その影響もあるのかもしれませんが、登録されている仲介人を介した移籍交渉におけるトラブルにあったという事例を多く見かけます。

(なお、「仲介人」と「代理人」は法的に明確な違いがありますが、今回はその点は割愛します)

 典型的な事例としては、ある移籍話を選手に持ちかけ(ほとんどが海外クラブへの移籍)、外国人の仲介人と一緒になって移籍の話を持ちかけ、日本人側の仲介人、外国人の仲介人に対してそれぞれ費用を支払い、移籍を約束されていると信じ込ませた後、現地の練習参加に行くと(酷い場合は練習参加すらできない)、移籍の話は全く具体化しておらず手数料だけ取られてしまうというものです。

 この種のトラブルは後を絶たず、私のところにも同様の相談が多く寄せられることがあります。

 海外移籍を考えている選手に対しては、仲介人に支払う費用が何の名目であるかを明確に確認してもらう必要があります。

 移籍交渉の仲介人は、契約が成立した際に、選手が受け取る年俸から報酬をもらうものであり、先に費用を払うものではありません。

 「先にお金を払えば移籍をさせてあげる」という勧誘があれば、まず怪しいと疑ってみて下さい。

 海外移籍の場合、海外移籍の前提となる練習参加などの調整をした報酬(仲介人報酬とは別のもの)としてお金を支払う場合がありますが、多くの場合、移籍させることがほぼ決まっているかのように勧誘して、お金を先払いさせる例が多いです。

 また、費用の大部分を外国人の仲介人に対して支払わせ、日本人側の仲介人の責任の所在を曖昧にさせる方法もよく見受けられます。

 仮に移籍先クラブが明確に選手の獲得の意向を示しているのであれば、クラブの責任ある立場の方から獲得の意思があるという旨の文書をもらうべきです。そのような文書をもらえないのであれば、その移籍話は嘘であるか、実現可能性の低いものであるといえるでしょう。

 外国に在住している仲介人との法的紛争になった場合、法的手続きを利用して金銭の返還を求めることは容易ではなく、ほとんどのケースで被害回復はされません。

 私のところに相談に来る事例はほとんどが被害にあった後の事例ばかりですが、移籍の仲介を依頼しようとする選手が事前に弁護士に相談をして、被害に遭わないようになって欲しいものです。

 今後、各国で女子サッカーについてもプロ化の動きが活発になっており、女子サッカー選手の海外移籍を巡る紛争も増えてくるのではないかと予想されます。

 競技に打ち込んできた選手達が競技以外の部分で躓くことがないよう、移籍を巡るトラブルについて、広く認知されて欲しいと思います。

 

 養育費の不払については、公正証書を作成している等、すぐに差押えができる状況にあるかどうかで対応が異なってきます。

 公正証書などがない場合は、改めて相手と交渉をする、新たに公正証書の作成を試みる、裁判所の調停や審判を利用して養育費の支払いに義務を明確にしてもらうなどの方法があります。

 相手方が定まった職業がある等、比較的差押え手続きがうまくいくようなケースでは、最終的に養育費の支払いを受けられる可能性は高いといえます。既に公正証書などを作成していて、すぐに差押え手続きが可能な場合は、2020年4月に改正された民事執行法の影響で、以前よりもより差押えがうまくいく可能性は高くなっております。

 国の調査では、7割以上の方が養育費の支払いを受けられずにいるという統計データも出ており、養育費の不払問題については社会問題となっております。養育費は子供を育てていくために非常に重要な権利でありますので、相手方が任意で支払いをしてくれないというだけであきらめる必要はありません。 

 最終的に養育費の回収がうまくいくかどうかについては、相手方の資力や勤務状況などによって影響を受ける場合もありますので、養育費の問題でお悩みの方は弁護士にご相談下さい。

001323227.pdf (moj.go.jp)

厚労省の資料によると、養育費8割近い方が支払いを受けられていないというデータがあります。養育費の不払が起きる問題としてはいくつかのパターンがあるように思います。

1 そもそも離婚時点で養育費に関する取り決めを全くしていない事例

2 離婚時点で養育費の取り決めをしているが、口頭での取り決めだけで
  ある場合       

3 離婚時点で養育費の取り決めをしているが私文書での取り決めである
  場合

4 離婚時点で公正証書、裁判所を介して養育費の取り決めをしたが、相手  
  方が任意の支払をしてくれない場合

この中で4番のケースであれば、相手方の財産に対して強制執行をすることで養育費の回収を図ることができますし、相手方が職を転々とする、居場所がわからない等の事情がなければ、給与の差押えなどで回収が見込める確率が高いといえます。

 厚労省のデータによると、5割以上の方がそもそも養育費の取り決めをしていないという結果となっており、離婚時点で養育費を明確に取り決める習慣が定着していないことが問題の1つにあるのではないかと思います。

 当然、養育費は子供を育てていくために必要なお金ですので、親権者のみならず子供にとっても重要な権利であるといえます。

 養育費の不払い問題については、まずは、離婚時点で養育費をどのように取り決めておくべきかが重要になり、公正証書の作成をすることを強く推奨いたします。

 公正証書、裁判所を介して定めた養育費の取り決めについて相手方が任意の支払に応じない場合には、相手方の給与、その他の財産を差し押さえることで養育費の回収を図ることは可能です。

 2020年4月の民事執行法の改正によって、以前と比べ、養育費の回収はより容易になりました。

 相手が任意に支払いをしないからという理由だけで、養育費の回収を断念しないでいただきたいと思います。

 3月20日に、元FC東京の馬場憂太さんが開校予定のサッカースクールのイベントで、石川直宏さんもゲストとして足利に来てくれました。石川直宏さんとは、先月からサッカー関係者が集まるズームのミーティングで何度かお話させていただいていたので、このタイミングで足利に来ていただき、お会いできたのはびっくりしました。去年は、羽生さんが足利に来てくださる機会があり、FC東京とは何かの縁があるかもしれないですね。
 首都圏と違い、足利周辺ですと、まだまだ元プロ選手が指導をしてくれる環境が整っていないため、今後地域のスポーツ環境がより良いものになってくれることを期待しています。

 

 3月14日で半年間通っておりましたAntlers business college を卒業しました。当初、スポーツビジネスを学ぶ機会としてはこんなチャンスはないと応募しましたが、この半年間で普段の弁護士業務とは異なる観点で物事を勉強する非常に良い経験ができました。

 最初の3か月は、スポーツビジネスの基礎に関する勉強をし、スポーツクラブの収益構造、スポンサーシップの意義など、これまで漠然と理解していたものがクリアに理解できるようになりました。

 後半3か月は、鹿島アントラーズを活用し、地域を活性化する施策を考えて発表するという期間でしたが、5人1チーム、合計5チームで各チームがそれぞれ考えてきた施策をプレゼンし、良いものがあれば、アントラーズが実際に実行に移してくれるかも?という内容でした。

 私はこの企画に非常に興味をもっておりまして、鹿島市周辺の鹿行地域と、私が住む足利市は、都心からの距離、街の規模など共通する部分が多く、スポーツを通じて、地域課題を解決し、地域貢献できないものかという長年の疑問を考えるよい機会となりました。

 私のグループの仲間は、鹿島アントラーズに法人営業担当として勤務されている方、楽天からJリーグに出向されて、オンライングッズの販売に携わっている方、リクルートで勤務されていて、お父さんは元なでしこ代表監督である方、大手保険会社に勤務されている方など、それぞれの分野で非常に専門的な知識を持っている方達でして、弁護士業をやっているだけではなかなか気づけない学びがたくさんありました。

 今回のカリキュラムを通じて、スポーツをビジネスとして継続していくことの難しさと、可能性の両方を強く感じました。簡単ではないにしても、スポーツを通じて実現できることはまだまだたくさんあるなというのが私の実感です。

 鹿島アントラーズ代表取締役の小泉さんからは最後のご挨拶で、「学んだだけではなく、実践することが一番大事」という話をしていただき、自分自身も、知識として何かを得たというだけで終わるのではなく、スポーツを通じて、地域や社会に貢献できることを1つでも多く実践していこうと改めて思いました。

 現在進行形で進めているプロジェクトもいくつかあるため、具体的な形となって皆さんに発表できるよう、日々水面下で準備を進めております。

 このブログを読んでいて、Antlers business collegeに興味を持たれて方には、是非第2期生としてプログラムに参加することを検討してみて下さい。きっと素晴らしい学びが得られると思います。

 企画、運営に携わってくれた鹿島アントラーズの皆さん、グロービスの皆さん、生徒として参加された皆さん、大変ありがとうございました。