>ブログはこちらです

 法律実務家になって数々の事件解決にあたっていると,潜在的には大きな社会問題になっているだろうけれど,まだ顕在化していない(社会問題として位置づけられていない)問題だなと感じることが多々あります。おそらく法律実務家に限らず他人の相談にのる業種の方は多かれ少なかれ同じ感想を抱かれることがあるのではないでしょうか。

 私の場合そのようなことの一つに水路,側溝の転落事故がありました。

 先日(令和元年7月29日)NHK  NEWS WEBを見ていたところ,「用水路や側溝の転落事故 去年1年間で150人以上死亡」という報道があり,この問題についてやっと社会問題化してきたかなと感じています。

 県外はわかりませんが,群馬県でも危険な水路,側溝であるにも関わらず無蓋であるなどの状態を時々みかけます。予算の問題もあると思いますが,危険性が高い箇所から徐々にでも修復して事故をなるべく予防していくことが大切であると思います。

 

>事例はこちらです。

事案の概要

自転車を運転していた男性が道路脇水路に転落し死亡。遺族が損害賠償を求めて地方公共団体を提訴した。

 

結論

判決は,水路有蓋部分から無蓋部分への自転車等の転落の危険が生じていたことを認め,水路等が通常有すべき安全性を欠いていた瑕疵があることを肯定。

地方公共団体に対し遺族への賠償を命令した。